隣の圏外さん
「次はどこへ行こうか」
2人とも食べ終えたので、凛ちゃんに尋ねる。
ちなみに田中先輩のクラスは、田中先輩の姿が見えなかったので、また後で来ることにした。
「射的! 射的をしに行こう」
「了解」
凛ちゃんの提案で2年生のクラスへ向かう。
射的を催している教室に入ると、待たされることなく、すぐにおもちゃの鉄砲を渡してもらえた。
弾の先が吸盤になっていて、的の中央に当たると景品がもらえるらしい。
「やった」
凛ちゃんは誘ってきただけのことはあって、見事に命中させている。凄い。
私も、と意気込んで弾を放つけれど、なかなか当たらない。
案外難しいな。