隣の圏外さん
「私はこれからも放送部を続けるし、自分がやりたいようにやるよ。お父さんの言う通りに従って、それで何かに対して後悔したら、きっと私はお父さんのせいにしちゃう。でも、自分で決めたことなら、どうなってもそれは自分の責任として受け入れられるから」
父の眼差しに射すくめられる。
それでも、ここで怯むわけにはいかない。
「もちろん、だからと言って勉強をサボるつもりもない。お父さんに納得してもらえるくらいには、勉強も部活も頑張ってみせる」
たとえ認められなかったとしても、いい。
これは私の人生だから。
迷惑をかけるようなことでなければ、私がどうしたいか、で決めていいんだ。