セカンド・ファーストラブ
my only one
伊澄くんと付き合ってもうすぐ2年半。付き合って1年半過ぎたくらいから私達は同棲を始めた。
2人とも社会人になって休みの日も被らなくてなかなか会う時間が取れなくなったっていうのと、2人共ひとり暮らしだから同棲して浮いたお金を将来のための貯金に回そうってことで。
初めての彼氏だし、当然同棲も初めてだから最初は上手くやれるのかって心配なこともあったけど、私達はわりかし上手くやれていたと思う。
喧嘩をしてもいつも私より先に伊澄くんが折れる。きっと私より伊澄くんの方が大人なんだろう。
そんな伊澄くんが、最近私に隠れてコソコソしているような気がする。
「伊澄くん、お風呂いいよ」
お風呂から上がって、ソファに腰掛けている伊澄くんに声をかける。スマホをじっと見つめていて近づいてる私に気づかなかったみたいで、私が声をかけた途端肩を揺らした。
「うわっ!びっくりした·····」
「え、そんなびっくりする?」
「いやちょっとスマホに気を取られてた」
伊澄くんが少し目を逸らす。やっぱり、最近の伊澄くんはおかしい。
まずスマホを見てる時間が前までより格段に増えた。しかも私が近くにいるとそれを隠すから、さらに怪しい。
疑いたくはないけど、やましい事があるのかってどうしても思ってしまう。
「·····最近なんか今までよりスマホよく見てるよね」
「えっ!?そ、そんなことないって!」
珍しく吃った伊澄くんを見る目には、きっと疑惑の色が孕んでるんだろう。私の視線から逃れるように伊澄くんがサッと立ち上がってお風呂場へ逃げた。
2人とも社会人になって休みの日も被らなくてなかなか会う時間が取れなくなったっていうのと、2人共ひとり暮らしだから同棲して浮いたお金を将来のための貯金に回そうってことで。
初めての彼氏だし、当然同棲も初めてだから最初は上手くやれるのかって心配なこともあったけど、私達はわりかし上手くやれていたと思う。
喧嘩をしてもいつも私より先に伊澄くんが折れる。きっと私より伊澄くんの方が大人なんだろう。
そんな伊澄くんが、最近私に隠れてコソコソしているような気がする。
「伊澄くん、お風呂いいよ」
お風呂から上がって、ソファに腰掛けている伊澄くんに声をかける。スマホをじっと見つめていて近づいてる私に気づかなかったみたいで、私が声をかけた途端肩を揺らした。
「うわっ!びっくりした·····」
「え、そんなびっくりする?」
「いやちょっとスマホに気を取られてた」
伊澄くんが少し目を逸らす。やっぱり、最近の伊澄くんはおかしい。
まずスマホを見てる時間が前までより格段に増えた。しかも私が近くにいるとそれを隠すから、さらに怪しい。
疑いたくはないけど、やましい事があるのかってどうしても思ってしまう。
「·····最近なんか今までよりスマホよく見てるよね」
「えっ!?そ、そんなことないって!」
珍しく吃った伊澄くんを見る目には、きっと疑惑の色が孕んでるんだろう。私の視線から逃れるように伊澄くんがサッと立ち上がってお風呂場へ逃げた。