虐げられ幼女は、神子だろうと聖騎士パパ&もふもふお兄ちゃんたちと平凡に生きたい
にこやかに出迎えたのは国王であるファイスと、その息子のティトだ。今日は子犬の姿ではなく、きちんと人間の姿でアルトリシアと対面する。
「この間はありがとう。びっくりしちゃってごめんね」
「ううん、気にしてないよ。もう人間にはいつでも戻れるようになったの?」
「なってない……」
父ふたりが話している間、アルトリシアはティトとお喋りをすることにした。先日ゼノハルトに聞いたが、彼はアルトリシアと同じくらいの大きさをしているのに三つも年下だという。
「お姉ちゃんもぼくと同じお友達がいるんだよね?」
アルトリシアは頷きながら、アルティでいいよと告げた。
「この間はありがとう。びっくりしちゃってごめんね」
「ううん、気にしてないよ。もう人間にはいつでも戻れるようになったの?」
「なってない……」
父ふたりが話している間、アルトリシアはティトとお喋りをすることにした。先日ゼノハルトに聞いたが、彼はアルトリシアと同じくらいの大きさをしているのに三つも年下だという。
「お姉ちゃんもぼくと同じお友達がいるんだよね?」
アルトリシアは頷きながら、アルティでいいよと告げた。