どうしようもなく愛おしくて切ない、いつかのお話。
感情を持たないカラレスとして存在するサンと王子様のヒカリ。惹かれ合うのに身分なんて関係ないけれど、いつだって、好きだけじゃどうにもならないことがある。泣きたくても涙なんて出ないサンの心情が痛いほど伝わってきます。
太陽に向かってまっすぐ伸びるひまわりのように、あなたを見つめられたなら。
ここでは叶えられなかった想いを、次会えたなら。
ふたりの不確かな約束が報われるラストに感動しました。
花泳さんが創られる世界観にグッとくること間違いなしです。 ぜひ、ご一読ください。