どうすれば良いの?
莉子は、ワンワン泣きながら航平に抱きついた。
航平はそんな莉子の背中をポンポンと叩いてくれ
航平
「莉子は、夢を諦めて我慢して俺と居てくれようとしたのか?
莉子、最初は莉子の猛烈な好き好き攻撃だった付き合いだったけど、
俺は莉子の事、今では大好きだぞ?」
莉子
「うん。」
航平
「俺たちは、恋人だろ? 対等なんだぞ!
莉子だけが我慢しなくていいんだよ。な?
俺さ、やっぱり学生にはきちんと勉強をして欲しいから、俺だって莉子と会えないの我慢してるんだぞ!」
莉子
「うん。」
航平
「莉子のご両親に胸を張って挨拶だってしたいんだよ。
だから、莉子が学生のうちは我慢する。
でも、卒業したらすぐに俺のそばにいて欲しいんだ!
俺はワガママで子供だな!ハハハ。ハズ…」
航平もたくさん我慢していたんだと気づいた莉子。
莉子
「あのね、航平さん。
今まで私ね、航平さんに嫌われたく無くて大人ぶって理解ある航平さんを困らせない彼女になろうとしてたの…
いつも、あんまり会えなくて寂しかった…
航平さんにとって、7歳も年下で頼りないからコーヒー農園で働らく夢の事も相談してもらえないと思って、辛かった…」
航平
「ゴメンな、本当にゴメン。
莉子が勉強頑張ってるから、余計な事を言って勉強を疎かにして欲しくなかったんだ。
不安にさせちゃってゴメン。」