どうすれば良いの?
凌
「ホラ! 料理食べちゃおう!」
莉子
「はい…」
料理を食べて、莉子がトイレへ行っているうちに凌が支払いをしてくれていた。
莉子
「凌さん。私も払います。」
凌
「今日は俺が誘ったし、こう見えても社会人だし〜? ご馳走させてよ。」
莉子
「じゃぁ、お言葉に甘えて…
ご馳走さまでした! 美味しかったです!」
凌
「うん! また 食べにこような!」
莉子
「はい。今度は皆んなで!」
凌
「ハハハ! ハハハ! そうだな!」
凌の車でマンションに戻って来た莉子。
着替えてソファーに座る。
一気にカラダの力が抜けた。
莉子
「ハァ〜、なんで私なんだろう…
世の中には、もっと可愛い子がいるのに…」
莉子は、今日の凌との会話を思い返していた。
凌さんは、何でも持っていて私が困らないように先回りしてくれるタイプなんだなぁ。
私が努力しなくても目の前に私の欲しい物事を準備してくれるだろう。
そして、凌さんはそれが当たり前だと思っている。
お金持ちで、イケメンで私を甘やかすだろう凌さん…… もし 私に関心がなくなったら?
私は、凌さんと付き合ったり結婚して彼を支えていける? 無理……
ハァ〜。 やっぱりサラリーマンでも航平さんと力を合わせいく方が、平凡だけど幸せなんじゃあないかなぁ?
うん。そうだよ〜 そうだよ。きっと!