どうすれば良いの?
花音
「莉子ちゃん。お客様用の部屋のベッドで少し寝たら? どうかなぁ」
莉子
「はい。すみませんがそうさせてもらいます。」
花音
「今日の夕飯はうどんにしようと思うんだけど大丈夫? あとは大根サラダなんてどう?」
莉子
「美味しそう。 お願いします!」
花音
「ふふふ。じゃあそうするね!じゃあ、部屋はこっちだよ。」
お客様用のお部屋のベッドでぐっすり寝た莉子。
そして、またあの富良野のラベンダー畑の夢を見た。
***
ラベンダー畑の刈り取りを手伝いしていた男の子。
私と同じくらいなのに手伝ってて偉いなと男の子を見ながら考えていると、その子が私に近づいて来て
男の子
「ラベンダー欲しい?」
莉子
「え? うん……」
男の子
「じゃあ、はい!」
男の子は1本のラベンダーを差し出してくれた。
莉子
「どうもありがとう!! 嬉しい。」
男の子は満面の笑顔で
男の子
「ラベンダーはいい匂いがするっしょ!
オレもラベンダー大好きなんだ!
このラベンダーは見るのもいいけど、蒸して液を取ると化粧品とかの原料になるんだってさ。」
莉子
「え! ラベンダーは見るだけじゃあないの?」
男の子
「じゃあ、あそこに行けばビックリするよ!一緒に行ってみる?」
莉子
「うん!」
そこは ガラス越しに白衣を着た女性が実験している部屋だった。
男の子
「あれはね、ラベンダーとか他のお花とかの液を混ぜて、香水を作ってるんだよ。
売店でも売ってたしょ?」
莉子
「香水……」
ガチャと中から白衣の女性が出てきた。
手にリトマス紙のような紙を持っている。
男の子と白衣の女性が笑いながら話していた
そして、私に2枚のリトマス紙を渡された。
女性
「これはね、どちらも同じ原料を使っているのでも割合が違うとこんなに違うのよ!
ちょっと嗅いでみて?」
莉子は、1枚目をクンクン嗅ぎ、2枚目もクンクン嗅いだ。
莉子
「あれ! 全然違う!! でもどっちもいい匂い!!! スゴイ!! 魔法みたい!」
白衣の女性も男の子も大笑いしていた。
私はふわふわした気分で、2枚の紙をポシェットにしまい、パパやママ達のいる場所へ戻り2枚の紙を出して興奮ぎみに説明した。
お婆ちゃんが、こっそりその紙の匂いに似た香水を売店で買ってくれた。
お婆ちゃん
「莉子ちゃん。コレは特別なお休みの日にチョンチョンってつけてね。
ドバッとつけるとダメなのよ! わかった?」
莉子
「うん! ありがとうお婆ちゃん!」
いい香り………
パパが大声で 行くぞ〜 と言ってる。
あの男の子にバイバイしなきゃ…
振り向いてラベンダー畑を見たが、もう作業している人はいなかった。
ん? アレ? ラベンダー?
莉子は目が覚めた。キョロキョロしてから
あ〜! 花音さんちだったんだ……
久しぶりにあの男の子の夢を見た……
アレ以来富良野には行ってないので行きたいなぁ…… ラベンダー畑
「莉子ちゃん。お客様用の部屋のベッドで少し寝たら? どうかなぁ」
莉子
「はい。すみませんがそうさせてもらいます。」
花音
「今日の夕飯はうどんにしようと思うんだけど大丈夫? あとは大根サラダなんてどう?」
莉子
「美味しそう。 お願いします!」
花音
「ふふふ。じゃあそうするね!じゃあ、部屋はこっちだよ。」
お客様用のお部屋のベッドでぐっすり寝た莉子。
そして、またあの富良野のラベンダー畑の夢を見た。
***
ラベンダー畑の刈り取りを手伝いしていた男の子。
私と同じくらいなのに手伝ってて偉いなと男の子を見ながら考えていると、その子が私に近づいて来て
男の子
「ラベンダー欲しい?」
莉子
「え? うん……」
男の子
「じゃあ、はい!」
男の子は1本のラベンダーを差し出してくれた。
莉子
「どうもありがとう!! 嬉しい。」
男の子は満面の笑顔で
男の子
「ラベンダーはいい匂いがするっしょ!
オレもラベンダー大好きなんだ!
このラベンダーは見るのもいいけど、蒸して液を取ると化粧品とかの原料になるんだってさ。」
莉子
「え! ラベンダーは見るだけじゃあないの?」
男の子
「じゃあ、あそこに行けばビックリするよ!一緒に行ってみる?」
莉子
「うん!」
そこは ガラス越しに白衣を着た女性が実験している部屋だった。
男の子
「あれはね、ラベンダーとか他のお花とかの液を混ぜて、香水を作ってるんだよ。
売店でも売ってたしょ?」
莉子
「香水……」
ガチャと中から白衣の女性が出てきた。
手にリトマス紙のような紙を持っている。
男の子と白衣の女性が笑いながら話していた
そして、私に2枚のリトマス紙を渡された。
女性
「これはね、どちらも同じ原料を使っているのでも割合が違うとこんなに違うのよ!
ちょっと嗅いでみて?」
莉子は、1枚目をクンクン嗅ぎ、2枚目もクンクン嗅いだ。
莉子
「あれ! 全然違う!! でもどっちもいい匂い!!! スゴイ!! 魔法みたい!」
白衣の女性も男の子も大笑いしていた。
私はふわふわした気分で、2枚の紙をポシェットにしまい、パパやママ達のいる場所へ戻り2枚の紙を出して興奮ぎみに説明した。
お婆ちゃんが、こっそりその紙の匂いに似た香水を売店で買ってくれた。
お婆ちゃん
「莉子ちゃん。コレは特別なお休みの日にチョンチョンってつけてね。
ドバッとつけるとダメなのよ! わかった?」
莉子
「うん! ありがとうお婆ちゃん!」
いい香り………
パパが大声で 行くぞ〜 と言ってる。
あの男の子にバイバイしなきゃ…
振り向いてラベンダー畑を見たが、もう作業している人はいなかった。
ん? アレ? ラベンダー?
莉子は目が覚めた。キョロキョロしてから
あ〜! 花音さんちだったんだ……
久しぶりにあの男の子の夢を見た……
アレ以来富良野には行ってないので行きたいなぁ…… ラベンダー畑