どうすれば良いの?

莉子は起き上がりリビングへ入ると、もう外は暗くなってきていた。

花音
「あ! 莉子ちゃん良く眠れた?
体の具合はどう? うどん食べれそうかな?」

莉子
「花音さん、ありがとうございました。
ぐっすり眠れました。 
懐かしい夢も見ましたよ! 
本当にありがとうございます。」


花音
「ちょっと早めだけど、夕飯たべようよ。」

莉子
「ハイ! 食べましょう!お腹空いた〜」


花音と莉子はアツアツのうどんを食べ、片付けも2人でして、花音がハーブティーを入れたのをリビングのソファーで飲む事にした。

花音
「あのね、莉子ちゃん。彼氏さんとはきっちり別れたのよね〜 
もし嫌じゃあなければ話してくれない?」


莉子
「あの女の人は、元カノだそうです。
私の地元の人ですが、航平さんと別れてから同じ会社の男性と婚約したけど、
婚約者の浮気で婚約破棄して仙台へ転勤してきたそうです。

5月に偶然お客様として再会して、6月に2人で食事に行って
昨日はバーにも行ったみたいで、酔っ払ってたみたいです。
元カノさんの愚痴を聞いてあげてたと言ってました……

そして、元カノと寝たと……
お互い何の感情もなかったんだと言ってましたけど…
私がわからなければ、
またそういう事をするんじゃないかと思うと航平さんの事を信じられないと思いました。

航平さんは、私との結婚を真剣に考えていたと言ってくれたし、
私も航平さんと平凡でも温かい家庭を築きたかったと伝えてました。
ハハハ。 2年も片想いしてやっと恋人になったのに…
私との結婚を考えてくれていたのも疑ってしまいます。
言葉では何とでも言えますから……」

花音
「そうだったの……」

莉子
「ハァ〜、なんだか気が抜けています。ハハハ」

花音
「でも、やっぱり彼氏さんと最後に話しをして良かった…。
莉子ちゃんも
これで、気持ちを切り替えられるでしょう?」

莉子
「ハイ。何だか気は抜けた感じですがスッキリしました。ありがとうございます!」

花音
「莉子ちゃん、莉子ちゃんは何も悪くないからね
馬鹿な彼氏と付き合ってたんだと思って、もっといい男をみつけてよ! ね!」

莉子
「まぁ、傷を負ってしまったので時間も必要かなぁ〜。 資格試験に集中します。」

花音
「そうだ!そうだ! 頑張れ〜莉子ちゃん。
私はいつでも莉子ちゃんの味方だから、何でも頼ってくれると嬉しいなぁ。」

莉子
「ハイ! よろしくお願いします!ハハハ」
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