どうすれば良いの?

「莉子ちゃん、本当に髪型似合ってる。
可愛い。 歩くの早かったね、ゴメンね」

凌は、莉子に合わせて歩いてくれた。

海斗と花音さんは、もうネクタイを選んでいる。
2、3本に絞って検討していた。

莉子
「こうして見ると、ドラマのワンシーンみたいなステキなカップルですよね〜」


「ああ。海斗も花音もお互いベタ惚れで、こっちが恥ずかしくなるわ。 ッタク〜」

莉子
「ふふふ。」


「莉子ちゃん、何で髪切ったの?
彼氏さんと別れちゃったとか? ハハハ。
んなワケないか〜 ハハハ!」

莉子は一瞬ビクッとなったが、冷静に凌に答えた。

莉子
「へへへ。 昨日、呆気なく別れました。」


「ふ〜ん。…………え!! は〜〜??」
と急に大声で叫んでた凌。

花音と海斗や、店員さん達も一斉に凌を見た。


「すみません。申し訳ございません。
何でも無いですから…… 」とペコペコ頭を下げて、謝った…

凌は莉子の両肩に手を置き


「莉子ちゃん。もう一度聞きます。
彼氏と別れたのは本当ですか?」

莉子
「は…い…」

凌は、莉子の頭を撫でながら
「そうだったんだ… 大丈夫か?」

莉子
「う…ん まだちょっと…
でも花音さんのおかげで、どん底から救い出してもらえてたんです。」
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