どうすれば良いの?
いきなりワンピースが目の前に…
凌さんが私にワンピースをあてがって見ている。
海斗さんも凌さんの後ろから私を見ていた。
凌
「な!」
海斗
「ああ。 靴は?」
凌
「アレ! 」と方向をアゴで指す。
海斗さんが、靴の方へ行き、コレ?とサンダルを持ち上げた。
凌さんが頷く。
凌
「莉子ちゃん。さあ、こっち!」
店員さんと試着室へ向かい試着する。
凌さんが外で待っていてシンプルなワンピースにサンダルを履いた私の周りをグルリと回りながら見た。
そして、満面の笑顔で
凌
「バッチリ! お腹いっぱい食べなきゃいけないから、ウエストはゆるめだろ?似合う!!
髪型も可愛いし、ワンピースもバッチリ!
このままメシ行くよ!莉子ちゃん。」
花音と海斗さんも来た。
花音
「わぁ〜可愛い〜〜。凌!グッジョブ!!」
海斗
「可愛い莉子ちゃんにプレゼントしたいんだって!
凌の気持ちをもらってあげてよ莉子ちゃん。」
莉子
「でも…こんな高価な…困ります…」
花音
「莉子ちゃん。凌は莉子ちゃんを元気づけたいらしいよ!
受け取ってあげてくれない?ダメ?」
莉子
「……本当にいただいても良いんですか?」
凌はニッコリ微笑んで、頷いた。
莉子は、凌にお礼をした。
凌
「莉子ちゃん、じゃあお返しはさ〜
来週末にまた皆んなで遊びに行こうよ。」
海斗、花音
「賛成〜!」
ハハハと皆んなで笑いながら、お店を後にし近くのパーキングから創作料理店へ向かった。