どうすれば良いの?
莉子
「私、決めた! 来年の夏休みは南フランスのラベンダーと富良野のラベンダーを見に行く!!
バイト頑張って、旅費貯めなきゃ!ふふふ。」


「ねぇ、莉子ちゃん。それって……
もちろん俺らも一緒だよね?」

莉子
「え? イヤ…あ… 南フランスへは1人かなぁと考えてましが……」


「莉子ちゃん! 外国へ女の子の1人旅なんか危険!! 
もうちょっと、良く考えようね!」

莉子
「あ、そうですよね〜。ハハハ。」


「フランスへ行くなら、ホラ、あの手作りの香水のお店に行ったら良いよ。
ステキな老夫婦と孫娘がやってるお店なんだ」


莉子
「へぇ〜、そうなんですね。
ホームページには、お店の中や香水の事ばかりでしたからわからなかった。」


「一緒に行けるといいなぁ……」

莉子
「はい…また今日みたいに4人で楽しくワイワイ行きたいなぁ〜 ふふふ。」

莉子のマンションに到着した。


「莉子ちゃん、今日はありがとう。
プレゼントは大切に使うな!」

莉子
「私の方こそ、飛行機代とかいっぱいお金を出してもらった上に、美味しくて楽しい旅行をありがとうございました!」


「莉子ちゃん。コレ…俺からも莉子ちゃんへのプレゼント。 
玄関に飾ってね!ハハハ。」

莉子
「開けてもいいですか?」


「イヤ! 部屋で開けて!!」

莉子
「ハイ。わかりました。ありがとうございます。
じゃあ、送ってくれてありがとうございました。
おやすみなさい。」


「うん。おやすみ。またメールするから〜」

凌の車を見送り、部屋へ戻って凌からのプレゼントを開けると、
小さめの《クマの木彫り》だった!!

だから玄関に飾ってね!って言ったのか〜!

ハハハ!ハハハ! もう!! 凌さんったら〜
もう〜といいながら、玄関の靴入れの上に木彫りを飾った………

なんだか、心が温かくなった………
ふふふと微笑みながら浴室へ向かう莉子だった。
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