どうすれば良いの？

古賀さんも店長試験受けるのかぁ〜
たぶん古賀さんなら合格だよ。

莉子は、予備校でも頑張って勉強しているが、思うように成績が上がらなかった。

秋に学校で受けた模試もD判定。
近県の国立大学もB判定で、安心出来ない。

両親とも相談して、地元の国立大学と近県の大学を受験する事にした。

もし落ちたら、1年は浪人させて欲しいと頼んだ。
両親は、渋々了承してくれた。
冬になり冬休みから予備校の講習を受け模試も受けている。
判定はBだったり、Aだったりまだ不安定な成績に落ち込んでいた。
久しぶりに紗羅とコーヒーショップへ来た。


田中
「お。莉子ちゃん。いよいよ本番かな？
頑張ってね！これは私の奢りだからね！」

莉子
「え〜。田中さん。ありがとうございます。」

田中
「古賀さんも店長試験合格して、来年の春から仙台へ転勤するんだよ〜！」

田中さんは、莉子に顔を近づけ小声で
「彼女とも別れたみたいよ…ふふふ。」

莉子は、田中さんの顔をマジマジ見ると、田中さんはうんうんと頷いて、飲み物を作り始めていた。