どうすれば良いの?

凌さんが病室から出て行ってから、


「莉子〜、凌くんは、いい人よね!
見た目はちょっとワイルドな感じで背も高いし、顔はキリってしてるから怖そうな感じだけど…
中身は真面目だししっかりしてるわ」

莉子
「うん。だからいつも頼ってばかりで申し訳ないんだよね〜」


「でもさ、カッコいいお金持ちなのにモデルさんにしがみつく事は考えないで、将来は会社を起業するつもりなんだから凄いエネルギーの持ち主よね!
凌くんが娘ムコになってくれたら、安心だねってお父さんとも話しをしてるんだよ。」

莉子
「私も、凌さんが社長さんになる人だから支えていけるか不安なんだ……
そして、香水とかの調香師の仕事ってなかなか採用枠が少ないから、いろいろと悩んでるんだ〜。
凌さんは2年間専属モデルでパリと日本を行ったり来たりみたいだし…」


「莉子、 人生の先輩として言わせてもらうと仕事って代わりの人はたくさんいるけど、
伴侶になる人は 代わりっていないと思うよ?

社会人経験は必要だと思うけど、調香師にこだわり過ぎないで
将来、凌さんの会社で事務員として支える事も少し考えても良いかもね!」

莉子
「うん。そうだね… 」
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