どうすれば良いの？

両親への挨拶

千歳行きの飛行機に乗り込む前に凌さんは実家へ連絡していた。

凌
「うん。そう。レンタカー。
ああ、父さんもいるんだよなぁ。ハイハイ。
じゃあ、また後で……」 ピッ！

凌
「莉子、父さんも母さんと、兄貴と婚約者さんもいるってさ〜。」

莉子
「エッ！　お兄さん達も… お土産もう一つ買おうか。」

凌
「イヤ、大丈夫だよフランスからチョコレートも買ってきたし〜
あ、搭乗が始まったから行こう。莉子。」

あっという間に千歳に到着し、レンタカーで凌さんの実家へ向かう前に内科のクリニックに寄る。

レンタカーで市内に入り、凌さんの実家近くのクリニックへ寄る

受付
「今日はどうなさいました？診察券はございますか」

莉子
「いいえ、初めてで、胃の調子が悪くて２時間前くらいに吐いてしまいました。」

受付
「今は、大丈夫ですか？　大丈夫のようなら問診書を記入していただけますか？」

莉子
「ハイ。今は大丈夫です。」

莉子は問診書を記入し、受付に出す。

受付
「加瀬さ〜ん。」

莉子
「ハイ。」

受付
「先にオシッコ検査もしますので、あちらのトイレでこの紙コップに取ってもらってトイレ内の小窓に出してもらえますか？」

莉子
「ハイ。　凌さん、荷物お願い」

凌
「あぁ、」
凌も少し心配そうだった。

莉子が待合室に戻り、すぐに診察室へ呼ばれた。
凌も一緒について行く。

医師
「ハイ。こんにちは。
胃の調子が悪いんだね〜　そうだねぇ〜内科じゃあないみたいだよ？」

莉子
「え？　」

医師
「あなた　妊娠してるようですよ」

莉子、凌
「え〜！　マジで！　ヤッタ！」

医師
「ご結婚はまだなのかな？　産科へ行って診てもらってね。」　ニコ。

凌
「ありがとうございました！　莉子！
俺らの赤ちゃんだって！　先生、この近くに産科のクリニックありますか？」

医師
「ありますよ。受付で聞いてみてね。」

莉子
「ありがとうございます。失礼します。」

凌
「ありがとうございます。さ、莉子。次は産科だ！」