どうすれば良いの?

「莉子、大丈夫か? 行くぞ」

莉子
「う…ん」

レンタカーに乗り込んでから


「莉子。順序が違ってゴメン!!
パリ旅行の時…、何回か避妊しなかったから…
俺のせいなんだけど、 
俺さ!スッゲェ〜嬉しいんだ!
ありがとう莉子! 俺たちの赤ちゃんを産んでくれないか…」

莉子
「凌さん… 私…どうすれば良いのかなぁ…
産みたいの! 
でも学校も卒業したいの!
親たちはどう思うだろう……
反対されたらどうしよう…」


「莉子、まずクリニックへ行こう。
学校も卒業させる! 親たちに反対されても俺は、莉子と赤ん坊を守る!
莉子! 俺を信じてくれないか!
絶対に守るから! な!」

莉子は涙をぽろぽろ流しなが、凌に抱きついた。

凌は莉子をしっかり抱きしめて

「本当に順序守れなくてゴメン。
不安な気持ちにさせてゴメン。
でもさ、俺、飛び上がるくらい嬉しいんだ」

莉子
「うん。私も赤ちゃん嬉しい…」
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