どうすれば良いの？

信吾
「みなさん、頭を上げて下さい。
さぁ、お父さん、お母さん！　凌くんも！」

頭を上げ、ウチのお父さんを見る

信吾
「結婚も認めます。そして、凌くん莉子。
赤ちゃんおめでとう。
赤ちゃんができたなら、すぐに入籍しなきゃな〜」

凌
「ありがとうございます！本当にありがとうございます！」

勇、圭子
「本当にありがとうございます。」

信吾
「ククク。　お母さんの言う通りだったなぁ。
ハハハ。
池内さん、
莉子が交通事故に遭ったのはお聞きになりましたか？」

勇
「はい…、足を骨折されたとか…」

信吾
「はい。久しぶりに凌くんに会う日に横断歩道の向こう側で手を振っている凌くんを見て、信号が変わった途端に左右の確認もせず、走り出した莉子は車に轢かれたんですよ。
病院で会った時の凌くんは、私達に堂々と結婚を前提で莉子と付き合う事を許して下さいと頭を下げてくれて、
私達は彼の真剣で誠実な人柄をみて許しました。

そして、5月に花音ちゃんとパリへ遊びに行くと聞いて……
家内が、もしかしたら私たち〜
お爺ちゃんとお婆ちゃんになるかもよ〜？　って、冗談を言ってたんですが、
まさか本当にそうなるとは… ハハハ！

学校の方は卒業できるように私も学校へ掛け合ってみます。」