どうすれば良いの?
莉子
「凌さん…、月末のお披露目会は私と、お義父さん、お義母さんと花音さんで決めて良いの?」


「うん。オレの礼服はパリで用意して行くから莉子の衣装を決めて欲しい。
航空券は、加瀬家の分はお義父さんに予約済みの画面を送ったし、東京のおじさんとおばさんの分も大丈夫。」

莉子は、凌の肩にもたれながら、

莉子
「ねぇ、凌さん、付き合ってから1年も経たない私たちなのに結婚するなんて信じられないね!

私ねぇ、いつも 『どうすれば良いの?』
っていうのが口癖というか… 優柔不断っていうかでもね、いつも凌さんは私が不安になる前に不安を取り除いてくれるの。
だから、幸せ感が大きいんだ!
ありがとう。
そして、これからもよろしくお願いします。」


「そうなのか? 俺は強引過ぎちゃうし、ストレート過ぎて、引かれちゃうんじゃあないかって心配なんだ……
付き合ってた期間は短いかもしれないけど、俺は莉子にたくさん癒されてるし幸せにしてもらってるよ! ありがとう。
俺は、家族の為にも仕事を頑張るつもりだけど家庭を優先したいから、仕事は食べていければ良いかなぁって思ってるんだ。
あんまり大きな会社にしないつもりなんだよ。
もし、忙しくなったらおじさんの会社に吸収合併しても構わないんだ!」

莉子
「家族を優先してくれる気持ちは、ありがたいな。
でも、私も出来るだけ支えるから凌さんなりに思いっきり仕事して!
でも〜年に一度くらいは、家庭サービスで旅行へ連れて行ってもらえると嬉しいなぁ。ふふふ」
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