どうすれば良いの?
凌さんと海斗さんの休暇最終日は4人でいつものイタリアンの個室でごはんを食べた。

海斗
「莉子ちゃん、つわりはどう?」

莉子
「今は、匂いが敏感になってますかね〜
炊き立てのごはんとかはダメなのでパンを食べてます。」

花音
「学校では吐いてないよね〜」

莉子
「ハイ。学校ではずぅーとムカムカしてて胃もたれが続いている感じ? かな?
今は 大丈夫です。 
やたらと魚介類が食べたいんですよ〜
昨日もクルクル寿司では サーモンといくらばかり食べてました〜
ねぇ、凌さん。」


「そうそう。 サーモン、いくら、いくら、サーモン、ホタテ貝、いくら、って感じだった。」

海斗
「大変なんだなぁ…、花音、莉子ちゃんから妊婦生活を良く聞いておくんだぞ!
俺らは、春に結婚したらすぐだと思うし〜」

花音
「うん! 先輩ママの莉子ちゃんと夏休みも池内家に滞在予定だし〜」

海斗
「花音のお母さんも池内家に滞在しそう……」

花音
「やっぱりそう思う? 凌はどう思う?」


「昼間は父さんも母さんも店だし、おばさんがいてくれると俺は安心だけど?」

花音
「まぁねー……。莉子ちゃん、ウチのお母さんさ〜、日頃寂しいからなのかうるさいから。
きっと、夏休み中は毎日通って来ると思うから、ご飯はお母さんの担当にしよう」

莉子
「花音さんの お母さんも一緒なら心強いです」

花音
「莉子ちゃんは、本当にいい子だわ〜
池内家におじさんやおばさんじゃあなく、ウチのお母さんがベビー用品を買いまくる気がする〜 
ハァ〜光子〈みつこ〉を監視しなければ!!」

海斗、凌
「ハハハ! ギャハハ! ハハハ!!」
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