どうすれば良いの?

車内で緊張している莉子。

航平
「加瀬さんさ〜、 何で俺だったの?」

莉子
「え!」

航平
「俺は別にイケメンでもないじゃん。
こんなに好き 好き言われた事ないからさ〜」


莉子
「う〜ん。 
最初は古賀さんの笑顔に一目惚れしたんです。
それから、青年海外協力隊で活動されてたと聞いて、人間性に惹かれて…
仕事も真面目に頑張ってる姿に、更に好きになっちゃって… すみません。」

航平
「は? 中身重視で好きになってくれたんだね。
ありがとう。
高校生の女の子から告白されて、正直嬉しかった…でも、未成年に手を出すのは俺の中ではNO!
だったんだ。 ゴメンな。」

莉子
「…… いいえ。」

航平
「再会して、すぐ居なくなるのに告白してくれただろ? 
加瀬さんの真剣さに負けてしまったんだ。
でもさ、やっぱり7歳も年上の俺だし、加瀬さんが成人する迄は、内緒で頼むよ。」

莉子
「はい。」

航平
「ゴメン…」

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