どうすれば良いの?
〜…〜…


「もしもし! 莉子! 札幌着いた?」

莉子
「うん!今、お義父さんのお店で海鮮丼をいただいたところなの。
ところで凌さん、お披露目会なんだけど、お義父さんのお店のお座敷になるからタキシードじゃあなくてお着物はどうかと思って…確認の電話なの。」


「ああ〜、そうかそうだよなぁ、座敷だよな〜
莉子は着物でも大丈夫か?
赤ちゃんは潰れちゃわないか?」

莉子
「ふふふ。大丈夫だよ。お食事の時間だけだし結納の時はワンピースにするし」


「父さんに代わってくれる?」

莉子
「うん。 お義父さん、凌さんが電話代わってと言ってます。」


「もしもし、うん。もしならテーブルをつけて…
そうか? うん。すまん。ああ、待ってて…
母さん、凌が代わってて」

圭子
「もしもし? うん。うん。もちろん!
うんハイ。ハイ。わかったよ!
ありがとう。はい。じゃあ莉子ちゃんに代わるね」

莉子
「もしもし、うん。うん。 じゃあ夜にね。
うん。 あ、ごめんね。じゃあね。」 ピッ!


「莉子ちゃんは結納の時はワンピースで、お披露目会は振り袖に、凌は紋付袴になりました。
莉子ちゃん、体調が悪くなったら言うんだぞ」

莉子
「はい。お義父さん。」

圭子
「じゃあ、お父さんうちに行ってみんなで相談しますね!」
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