どうすれば良いの?
信吾
「お義父さん、やっぱりお披露目して良かったです! 
ケジメをつけられた感じでしたし、本当にお祝いしたい親戚だけだったから温かくていい結婚のお披露目が出来ました。
ありがとうございました。」


「父さん、本当にありがとう。板場のみなさんを呼んでもらえる?」


「ああ、 お〜い、みんな全員出て来てもらえるか?」


「はい、親方。」

進さんをはじめ職人さん全員が出てきた。


「本日は、本当にありがとうございました。
改めて紹介させて頂きます。
俺の妻になりました、莉子です。
話しも聞いているかもしれませんが、妊娠してまして、2/19が予定日です。

冬休みから札幌の家に来てそのまま出産してもしばらくいますので、宜しくお願いします。

それからコレは、私からの気持ちです。
お祝い事ですし受け取ってください。」

凌は職人さん達にのし袋に入った心付けを手渡した。


「凌くん、当たり前の事しかしてないんだから貰えないよ〜」


「だから〜、オレのお祝い事だよ〜?受け取ってよ〜」


「みんな、凌の気持ちだから受け取ってやって」


「じゃあ、遠慮なく頂きます!
凌くん、莉子さん。ご結婚おめでとうございます」

職人たち
「おめでとうございます!!!」

凌が1人ひとりにお礼を言いながら手渡していた。
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