どうすれば良いの？

信吾
「凌くん、夏に莉子と壮ちゃんとパリ暮らしなんだね？　莉子は言葉は大丈夫？」

凌
「お義父さん、お義母さん、俺の我儘を許して下さって本当にありがとうございます。
莉子の言葉や子育てのサポートは、向こうのお友達になった佐藤ファミリーの奥さんの萌さんが近所に住んでいまして…
ご主人も建築家でパリを起点に海外を飛び回っているんですが、半年間くらいだし全面的に生活や子育てはサポートしながら過ごそうと
おっしゃってくれています。」

江里香
「そんなに親切な方がいらっしゃるのね〜ありがたいわ。　
ウチからもお米とか送ろうかしら。」

凌
「お米だと検疫とかがうるさいみたいなので、乾麺のそばとかうどんが喜ばれるようですよ」

信吾
「わかった！　
凌くんのところにたくさん送るから、その佐藤さんに渡してね。」

江里香
「まだまだ先の話だわね〜　ハハハ」

凌
「産まれてから1歳までって寝返り出来る様になり、ハイハイするようになりつかまり立ちして、あんよができるでしょう？

やっぱり間近で壮太の成長を見たいんです。
本当にすみません。」

信吾
「いやいや〜、親として当たり前の事だよ。な、お母さん。」

江里香
「ええ、自分の子の成長をみて、親も頑張れるもんだわ。」

圭子
「凌、良かったね。凌がパリにいるウチに私達が遊びに行っても大丈夫？」

凌
「うん。大丈夫だよ！パリ市内観光も連れてくし通訳として使ってよ！　ハハハ」