どうすれば良いの?
凌さんは壮太を抱っこしたまま


「莉子、スーツケースからフランスのチョコレート出して〜」

莉子
「は〜い。 5個あるね」


「うん。ウチと中山家と、佐川のおばさんちと兄貴達と、お店にもな。」

莉子
「じゃあ1つ出せば良いのかな?」


「あとさ、 そのビニールに入ってるのは壮太のおしゃれなベビー服なんだわ。出してみて!」

圭子
「チョコレートありがとう。開けてたべるよ!
わぁ、素敵なベビー服ね〜 ね、莉子ちゃん」

莉子
「本当だぁ〜 え! これブランドなの?」


「そう!仕事でお店に行った時、壮太に似合いそうだからお出かけ用に買っちゃった…… ハハハ!
仕事仲間に、親バカだってからかわれたよ〜」

圭子
「まぁ、子供はすぐ大きくなるからほどほどにね!」

莉子
「ブランド品にもベビー服もあるんだね〜ビックリした〜」


「莉子、紙袋取って。 それ!

ガサゴソ……。 
コレは、母さんにハイ! コッチは莉子ハイ!

これは中山のおばさんで、

コッチは佐川のおばさんでしょう〜

コレは、みのりさん。」


凌はブランドの口紅をプレゼントしてくれた。

莉子
「わぁ、海外のブランドの口紅なんか初めて!ありがとう、凌さん!」

圭子
「私にも良いの? わぁ、良い色だわ〜」


「日頃皆さんには お世話になってますからほんの気持ちだけど、みんな色違うんだわ
父さんと兄貴は、ポロシャツにしたよ!ま、あとで渡すわ」
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