どうすれば良いの？

もちろん航平さんには住所を知らせてある。

その日の晩、私からマンションへ引っ越しが完了した事をメールした。
遅い時間に航平さんから電話がきた

航平
「莉子。東京のマンションはどう？快適？」

莉子
「うん。何とか片付いたかな？」

航平
「俺さ、明日休みだったからさ〜今、莉子のマンションの最寄り駅なんだぞ！」

莉子
「え！　本当？」

航平
「うん。サプライズ〜！　早番でそのまま新幹線で来たんだよ。」

莉子
「マンションの場所わかる？」

航平
「大丈夫。あ、ここだな。ピンポンするから開けてよ。」

ピンポ〜ン♪

莉子
「え！　電話切るよ！」　バタバタとモニターに急ぐと、モニターには航平が映し出されていた。

航平
「莉子〜。俺！」

莉子
「うん。今開けるね！　301号室だよ」

航平
「了解！」

入口を解除する。