どうすれば良いの?
莉子
「航平さん。急に来て困らせちゃった?」

航平
「ビックリしたけど、嬉しかった。
今日さ、スタッフからニヤニヤしてるってからかわれた〜 ハハハ。そのくらい嬉しいかな!
東京へはあさって帰るんだよな?」

莉子
「うん。」

航平
「帰りは、金出すから新幹線で帰るようにしてよあんな早朝に新宿到着だなんて、変なヤツに絡まれたら困るから…」

莉子
「はい。」

航平
「莉子。月末で棚卸しとかあるから外出やデートは出来ないぞ。」

莉子
「それでも良いんだ〜!」

航平は、莉子の頭をぐしゃぐしゃと撫でた。

莉子
「わぁ〜 もう〜!ひど〜い。」

航平
「ハハハ!ハハハ。 可愛いな莉子は…あ! ココ!」

イタリアの国旗がお店の前に掲げてあるお店に到着して、中へ入る。

結構混んでいたが、私達2人が座る席はあった。

私はカルボナーラのセットで、航平さんはボロネーゼのセットとピザを注文した。

莉子
「ピザも?」

航平
「ここさ生地も手作りで美味いんだよ。莉子にも食べさせたいから…」

莉子
「楽しみ〜。」

料理を待ってる間、航平さんのお店の話しを聞いた。

私たちの地元のお店より少し大きくてドライブスルーもあるから、結構売り上げはあるお店らしい。

社員は航平さん以外に2人いて、バイトも6、7人いるらしいが、みんな大学生でフリーターがいないので、シフト調整がキツいらしい。
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