どうすれば良いの?
月曜日に中山さんに凌さんの件を相談した。
花音
「あ〜! あの馬鹿が!莉子ちゃんには彼氏がいるっていうのに!!
本能で動く奴だから、適当にあしらってイイから。まったく〜。 でも、結婚を前提っていうのは初めてかも……」
莉子
「結婚を前提って、私はこの間入学したばかりだし凌さんの事よく知らないし……」
花音
「そうだよね! まぁ1〜2ヶ月は日本にいないから大丈夫。」
莉子
「え? 日本にいないんですか?」
花音
「海斗はパリコレだけなんだけど、凌はパリコレの後にミラコレの仕事もあるらしいからね!
今朝からパリへ向かったし」
莉子
「海外へお仕事ですか。スゴイですね。」
花音
「今度、2人が載ってるファッション雑誌を貸してあげるね!
デザイナーによって凄く変わるんだよ〜」
莉子
「あの〜、世界中にファンもいるだろうし中山さんは、不安にならないんですか?」
花音
「う〜ん そりゃあ不安もあるけど、浮気した時点で別れる事にしてるし彼氏の方が心配するくらいイイ女になると決意してからは、気にならなくなったかな?」
莉子
「中山さんの心の大きさはスゴイです!
そこまで行き着くのには大変だったと思いますけど、悟りの境地を感じますね。」
花音
「だってさ〜、海斗が恥かく事になるじゃん!」
莉子
「そこまで…
中山さんは、素敵ですよ!」
花音
「ありがとう!莉子ちゃん!
ねぇ、莉子ちゃん!
私の事は花音♪って呼んでくれる? 」
莉子
「呼び捨ては無理なので、花音さん で許して下さい。」
花音
「しょうがないなあ〜。 ハハハ。」