どうすれば良いの?
ハチ公前で待ち合わせした。

凌さんは、モデルさんだし目立つから私は30分前から待っていた。

15分くらい経った時に大学生風の2人の男の子が
「ねぇ、1人?良かったら、俺らとカラオケでも行かない? 奢るし〜」

莉子
「待ち合わせなので、行きません!」

「だってさ〜さっきから様子見てたけど、もう、だいぶ待ってるよね〜
すっぽかされてるんじゃあない?」

莉子
「いえ!必ず来ますから!」


「莉子!! どうした?コイツら誰?」

「いえ、道聞いただけです〜ありがとう」と2人組は逃げてしまった。

莉子
「はあ、良かった。助かりました。」

凌は無言で莉子の手を引いて、路駐していた車に莉子を乗せた。


「莉子ちゃん。焦らせるなよ!アイツらに連れてかれたらと思うと心臓が止まりそうだったわ!」

莉子
「ゴメンなさい……」


「イヤ、俺もゴメン。 
花音は、まだ帰省中みたいだけど莉子ちゃんは、帰省しなかったの?」

莉子
「今日、帰って来たんです。
仙台の彼氏のところへ行く予定だったんだけど、仕事上のトラブルで、行くのを取りやめたんです。」


「ふ〜ん。そうだったんだ。
じゃあ、俺からしたらラッキーだったんだな!
腹減ったからなんか食べようか。
めちゃくちゃラーメンが食いたいんだわ。」

莉子
「ふふふ。はい。ラーメン大好きです!」


「俺が好きな店でもイイ?」

莉子
「はい。」


「じゃあ向かうな!」
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