どうすれば良いの?
紙袋に入っている香水をテーブルに並べてみた。
ブランドのミニボトルが3本とブランドではない香水が4本……
莉子は、1本ずつ匂いを確かめた。
ブランドではない香水の2本はラベルが同じだが、ナンバーが違うものだった。
この2本が気になった……
1時間くらいしてから凌からメールがきた。
私が気になった香水の説明だった。
小さなお店だが、イメージを伝えると香水を調香してくれるお店だそうだ。
もう一度、ボトルのお店の名前を確認してネットで調べてみると、
パリ郊外にあるお店だった。
フランス語か英語でしかホームページがないので詳しくはわからないが、小さなボトルでもオーダーなので、お高い……
値段だけではないが、凌が私の事を考えてくれているのが嬉しかった。
そして、その2本のボトルの匂いを嗅いだ。
1本はグリーン系の爽やかで
もう1本はオレンジ系のようなフルーティな感じのものだった。
どちらも、これからの季節につけたくなる香りだ