【完結】最高糖度のキミが好き

「あっあの、日野くんこれ」



「ありがとう。二人分作るの大変だったよね。作ってもらえてうれしい」



 こちらに駆け寄って来た日野くんに弁当を差し出すと、彼は顔を綻ばせた。喜んでもらえて嬉しい。私がまた頭を下げて去ろうとすると、彼は私の手首を掴んだ。

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