【完結】最高糖度のキミが好き


「そうなんだ、これも甘くて美味しい。どうしよ、味覚えちゃったな。仕事とかの仕出しで出てくるやつ、もう食べられないかも」



「大丈夫だよ。どこにでもあるすし酢とはちみつだし、仕出し弁当の方が絶対美味しいよプロの人が作ってるんだし」



 顔の熱を誤魔化すように笑うと、そんな私に反して日野くんは真っ直ぐな目でこちらを射抜いた。


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