【完結】最高糖度のキミが好き




 宅配サービスの人が盗撮をしてたなんて。どんなに怖かっただろう。ここのところ日野くんが暗い顔をしていたのはこれが原因だったんだ。



「ねえ、もしかして日野くん、最近お昼一食だけで済ませてたり……?」



「まぁ……ね。仕事の時は気張ってるから大丈夫なんだけど、五十嵐さん見てたら、なんかほっとしちゃって、ごめんね。別の会社にとか考えたんだけど、店員と目を合わせるのも辛いって言うか……何かもう、色々無理で」
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