【完結】最高糖度のキミが好き


「んなこと言ったって、あっちはどうか分かんねえだろ! 相合傘してお前傘ん中入れてやって、自分の肩ずぶ濡れにしてたんだからな! お前に気がねえわけねえだろうが」



「ああああ! もう! お父さんはあっち行ってて! 私は瑞香ちゃんとお話してるの!」



 彼女は八百屋のおじさんを強制的に店の奥へ押し込んでいく。そして顔をぱたぱた仰ぎながらこっちへ戻ってきた。

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