【完結】最高糖度のキミが好き


 一緒に同じところを覗き込んでいたからか、日野くんがこちらに顔を向けたことで顔が近づいてしまった。近付いたらいけないのに。慌てて距離を取ると、彼は距離を詰めてきた。



「何で避けるの?」



 不機嫌そうな、不満げな日野くんの声。どう答えていいか分からず俯いていると、彼が私の腕を掴んできた。

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