【完結】最高糖度のキミが好き




「それは無理。五十嵐さんが危ない目に遭ったら絶対に嫌だから、安全なところまで送るよ」



 違う。勘違いするな。日野くんは安全を考えてるだけだ。他意はない。……他意ってなに? 私は、何を勘違いするなと思っているんだろう……? 疑問を感じていると、彼は喉の奥で笑った。



「まぁ、俺の傍っていうのが、一番危ないかもしれないけどね」
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