【完結】最高糖度のキミが好き


「早速だけど食べていい?」



「うん。どうぞ」



「やった、五十嵐さんありがとう!」



 日野くんは手を合わせてフォークを手に取ると、綺麗な所作でナポリタンを卵ごと絡め取り、卵と一緒に口に運んだ。



 なるべく表情を見ないように彼の手元に視線を集中させると「んん、卵とろとろ! ナポリタンとめちゃめちゃ合う! 美味しい」と幸せな声が聞こえて心臓がひと際強く脈打った。

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