【完結】最高糖度のキミが好き


 本当に、ただ女子たちが日野くんの話をしただけで、気分が落ち込むなんて駄目だ。はやく彼のことを好きでいることをやめたい。そうしたらまた彼にちゃんと向き合って料理が作れるのに。



 私は自分の想いが消えていくのを祈りながら、壁に身体を預け電車が目的地へ到着するのを待っていたのだった。


< 531 / 586 >

この作品をシェア

pagetop