もしもこの世界がバラ色なら私は幸せなのでしょうか 続編
藍の腕の中にはちゃんと猫がいて、

咲来ちゃんは、一生懸命自分の妹の名前を呼んでいた。



その後、近所の人が救急車を呼んでくれたけど、、手遅れだった。


それから咲来ちゃんと一緒に遊ぶことはなくなり、


藍も、小さいながらに「ーーちゃん」ともう会えないことをわかっていたんだと思う。


咲来ちゃん一家は、


「藍ちゃんをしっかり守ってくれたのね…あの子」


と、藍のことを責めなかった。
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