イケメンなアイドル幼なじみと、甘々な同居生活365日。
「?まぁいいや。ん?ってか輝夜たちいないね。多分輝夜が我慢できなくなったんだろうけど」

 そ、そういえば、す、すごく輝夜くんって愛が重いもんね……ななちゃんにも妬いてたし……前まで、私にも妬いてたし……。

 でも、ななちゃんも輝夜くんに妬くし……みんなこんなもんなのかな?

「あ、ちょーどいーし、あのチャラ男たち、braveのヤツに片付けさせようか。じゃあ俺たちは深いところに行こう?」

「え!や、やだ!」

 私チビで、すぐ足つかなくなっちゃう……!!

「んっ……」

 ドンドン私の手を引いて歩いてくななちゃんに、もう息ができない位置まで来てしまった。

「ん?大丈夫?」

「んっ……!」

 ぴょんとジャンプして、海から顔を出す。

「ななちゃんやぁっ……んっ……」

「ふふっ、わかったわかった」

 するとななちゃんは私を抱き上げてくれた。

「抱っこしてあげる。ふふっ、くるちゃん海だと本当っ軽いね。いつもよりも軽い」
 
< 124 / 199 >

この作品をシェア

pagetop