イケメンなアイドル幼なじみと、甘々な同居生活365日。
 ううっ……。

「はぁ……いいわいいわ。よし、出かける前は絆創膏貼ってあげるわね」

「え、えっと、ありがとう……?……」

「胡桃?」

バシャンー!!」

「胡桃!!?」

 視点が上に向いて、なんていうか……もうぐったり……。



 んっ……。

「胡桃様。大丈夫ですか?」

 涼しくて心地いい……。

「んっ……」

「胡桃様。」

 鳳凰さんの声……?

 ゆっくり瞼が持ち上がっていって、見えたのは寝室の天井だった。

「起きましたね。」

「あ、あの、私……」

 私が起きあがろうとするのを鳳凰さんは私の肩に手を置いて拒否をした。

「寝転がっていていいですよ。」

「あ、ありがとうございます。あ、あの、ゆきちゃんは?」

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