イケメンなアイドル幼なじみと、甘々な同居生活365日。
「あー……ヤバイね。輝夜からもらった監禁グッズでも使っちゃおうかな」

「え?」

 監禁グッズ……?

「ううんなんでもない。でもだめだから」

「くるちゃん。」

「ほ、誉くん……?」

 ど、どうしたんだろう……?

「胡桃」

「なやちゃん……?」

「ちょっときて〜」

「きゃっ……?!」

 腕を引かれて、落ちて転びそうになったところを抱きとめてくれた誉くん。

「おい誉……」

 ななちゃんのたまに出る低い声。

 廊下は静かになって、シーンとしている。

「んむっ……苦しいっ……」

「あ、ごめんねぇ」

 ほ、誉くんものすごい力っ……。

 両手で胸に顔を押し付けられて、息ができない。


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