イケメンなアイドル幼なじみと、甘々な同居生活365日。
私はそう言いながら満面の笑みを見せた。
「……それは、妬いちゃうから?」
「うん!妬いちゃうから!」
「ふふっ、可愛いなぁ。妬いちゃうんだ」
最近、私の愛がどんどん重くなっててる気がする。
そのぐらいに、ななちゃんに溺れて行っちゃってるんだなぁ……。
「う、うるさいよ!!ななちゃんのおバカ。バカバカ!」
「あーはいはい、僕はバカですよ」
「な、なにそれっ……」
僕って……可愛いっ……。
ううっ……ななちゃんが自分のこと、『俺』じゃなくて、『僕』って言ってるところ、とっても可愛くて仕方がない。
「ん?」
「可愛いっ……ななちゃんは、どこまで可愛ければ気が済むの?」
小さい頃からの、気まぐれに甘えるような猫みたいな甘え方や、まるで飼い主に甘えるかのような犬のような甘え方、ななちゃんはずっと、ずーっと愛らしい。
「どこまで可愛くても、くるちゃんの可愛さが済まないから、ずっと可愛くなる」
「そんなの、私死んじゃうよ」
「ふふっ、その時は俺も一緒に死にますよ」
「えへへへへ、面白いなあ」
私も、ななちゃんが死んじゃったら死んじゃうと思うな。
「……あ、そうだくるちゃん、恋愛映画みる?みたいって言ってたヤツ」
「あ、う、うん。ちょうど1時間半くらいだよね?」
「たしかそうだったよ!」
「じゃあ、観る」
さっき、執事さんに聞かれた時に観るって言えなくて申し訳なかったけど……。
……そして、執事との距離がなんだかおかしかったけれど、恋愛映画を観ていると、あっという間に有栖財閥の屋敷に着いた。
我ながら無駄に大きなお屋敷だ。
「わぁ……さすが天海財閥より権力が高いわけだ。」
「あははは……そんなことないよ」
「胡桃様、七瀬様、こちらになります」
メイドさんの案内に従い屋敷に入っていく。
客室に案内され、ふかふかのソファにななちゃんと腰をかける。
「……なにがあるんだろうね」
「もしかして、婚約破棄だったりして〜!」
「あはは、くるちゃん、変なこと言わないでよぉ〜」
「えへへへー冗談だよー」
まったく、ななちゃんは嘘に弱いなぁ〜。
ガチャンッ。
「ゴホンッ。こんにちは。」
「「っ」」
「ごきげんよ、桜小路様、本日はどのような御用件で」
入ってきた人物に慌てて頭を下げた私たち。
この人は、桜小路国広。
桜小路家現当主だ。
有栖には及ばない権力だが最近はドンドン有名になっていってる。
「……それは、妬いちゃうから?」
「うん!妬いちゃうから!」
「ふふっ、可愛いなぁ。妬いちゃうんだ」
最近、私の愛がどんどん重くなっててる気がする。
そのぐらいに、ななちゃんに溺れて行っちゃってるんだなぁ……。
「う、うるさいよ!!ななちゃんのおバカ。バカバカ!」
「あーはいはい、僕はバカですよ」
「な、なにそれっ……」
僕って……可愛いっ……。
ううっ……ななちゃんが自分のこと、『俺』じゃなくて、『僕』って言ってるところ、とっても可愛くて仕方がない。
「ん?」
「可愛いっ……ななちゃんは、どこまで可愛ければ気が済むの?」
小さい頃からの、気まぐれに甘えるような猫みたいな甘え方や、まるで飼い主に甘えるかのような犬のような甘え方、ななちゃんはずっと、ずーっと愛らしい。
「どこまで可愛くても、くるちゃんの可愛さが済まないから、ずっと可愛くなる」
「そんなの、私死んじゃうよ」
「ふふっ、その時は俺も一緒に死にますよ」
「えへへへへ、面白いなあ」
私も、ななちゃんが死んじゃったら死んじゃうと思うな。
「……あ、そうだくるちゃん、恋愛映画みる?みたいって言ってたヤツ」
「あ、う、うん。ちょうど1時間半くらいだよね?」
「たしかそうだったよ!」
「じゃあ、観る」
さっき、執事さんに聞かれた時に観るって言えなくて申し訳なかったけど……。
……そして、執事との距離がなんだかおかしかったけれど、恋愛映画を観ていると、あっという間に有栖財閥の屋敷に着いた。
我ながら無駄に大きなお屋敷だ。
「わぁ……さすが天海財閥より権力が高いわけだ。」
「あははは……そんなことないよ」
「胡桃様、七瀬様、こちらになります」
メイドさんの案内に従い屋敷に入っていく。
客室に案内され、ふかふかのソファにななちゃんと腰をかける。
「……なにがあるんだろうね」
「もしかして、婚約破棄だったりして〜!」
「あはは、くるちゃん、変なこと言わないでよぉ〜」
「えへへへー冗談だよー」
まったく、ななちゃんは嘘に弱いなぁ〜。
ガチャンッ。
「ゴホンッ。こんにちは。」
「「っ」」
「ごきげんよ、桜小路様、本日はどのような御用件で」
入ってきた人物に慌てて頭を下げた私たち。
この人は、桜小路国広。
桜小路家現当主だ。
有栖には及ばない権力だが最近はドンドン有名になっていってる。