イケメンなアイドル幼なじみと、甘々な同居生活365日。
「っ!」

「ど、どうしたのくるちゃん」

 ピクって、可愛いことしちゃって……。

 挙げ句の果てに、まだ胸に蹲ってて、マジで可愛すぎなんだけど……。

「ななちゃんに、胡桃って、あんまり呼ばれないからっ……」

 それだけ上目遣いで反則で、ずるくいってまた胸にうずくまって。

 ズルイにもほどってものがあるんじゃあないの?

 次第に情けなく自分の顔も赤くなってしまって、くるちゃんの首筋に顔を埋める。

「っ!な、なんで七瀬さんは、いっつもいっつも!!。それに、七瀬さんって言い方、やっぱり夫婦みたいよねぇ?」

「なに言ってんの……」

 ここにこんなに可愛くて愛くるしいくるちゃんがいるのに、誰があんな男好きと。

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