キミだけは推さない、!( º言º)
「ちょっと走ってきます」
身体を引き締めるために、ジョギングを始めた。
「専用のウェアが必要かしら」
「いえ、ジャージで十分です……!」
「気を付けてね」
駅の近くではあるけれど、夜は静かなものだ。
川沿まで向かい、5キロほどのコースを走り終えるとマンションに戻った。
「ただいま戻りましたー」
リビングには、誰もいない。
夫婦は寝室に向かったようだ。
秋の風が心地よかったが、汗をかいちゃったな。
シャワー借りよ。
このマンションにきて、はや1ヶ月。
なんだかんだ半年なんてあっという間に過ぎちゃうだろう。