キミだけは推さない、!( º言º)


店の前に停まってるセダンに乗せられると、車はすぐに出発した。


「タピオカにつられんなよ。お前」


となりでナナセがめっちゃ不機嫌。


「ちがう。先輩が話があるっていうから」


けっしてタピオカにつられたわけじゃ、ない。


「いいか。あいつはお前の学校の生徒じゃねえ」

「は?」

「俺の……」

「ナナセの?」

「事務所の副社長だ」


へ?


「まさかお前の学校に潜り込むとはな」

「制服、着てたけど」


いくつなんですか。


「用意したんだろ。もう声かけられてもついてくなよ」


とりあえず、ナナセの敵ではないってこと?

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