キミだけは推さない、!( º言º)


拒否権くらいはあるだろう、さすがに。


「……寝た?」


お風呂に入ったあと

なるべく部屋で時間をつぶしてからナナセの部屋に向かうと


ナナセは布団の中にいた。


あは。

寝顔、子供みたい。


気持ちよく眠ってるみたいだし退散しよう。


「おせえよ」

「……げ」


まぶたを開いたナナセが待ちくたびれたように言い放つ。


さっさと寝ていてくれればよかったのに。


「美しい寝顔に見とれてたか」

「寝てるときだけは可愛いね」

「俺を待たせるとは。いい度胸してやがる」

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