キミだけは推さない、!( º言º)
……???
「なんでナナセに拘束されなくちゃいけないの」
「ここで寝ろ。抱き枕にしてやる」
うしろから腕をまわされる。
「ふざけないで」
「ふざけてねーよ」
「おかしい……でしょ」
なんだろう。
「お前。いい香りすんな」
ナナセって、こんなだった?
「……ナナセの家のシャンプーじゃん」
「髪。やわらかい」
「触らないで」
「俺が俺のものどうしようが。俺の勝手だろ」
「いつからわたしナナセのモノになったの」
「違うのか」
「あたりまえっ……」
「なれよ」
なに、これ。
なにが起きているの?
「なに、してるの、ナナセ」
「味見」
「は?」
首もとに、へんな感覚。
「や……だ……」