キミだけは推さない、!( º言º)


……???

「なんでナナセに拘束されなくちゃいけないの」

「ここで寝ろ。抱き枕にしてやる」


うしろから腕をまわされる。


「ふざけないで」

「ふざけてねーよ」

「おかしい……でしょ」


なんだろう。


「お前。いい香りすんな」


ナナセって、こんなだった?


「……ナナセの家のシャンプーじゃん」

「髪。やわらかい」

「触らないで」

「俺が俺のものどうしようが。俺の勝手だろ」

「いつからわたしナナセのモノになったの」

「違うのか」

「あたりまえっ……」

「なれよ」


なに、これ。

なにが起きているの?


「なに、してるの、ナナセ」

「味見」

「は?」


首もとに、へんな感覚。


「や……だ……」

< 133 / 248 >

この作品をシェア

pagetop