キミだけは推さない、!( º言º)
――――1年後
「聞いて、アキラ」
「どうしたの亜依」
「舞台挨拶つき試写会のチケットが当たったのー! 運使い果たした!」
「へえ。今度は誰の」
「それは、もちろん――」
相変わらず、与えられた課題を
コツコツこなし
やっぱりパパの言いつけは
きちんと守って過ごしているけれど
【舞台挨拶来いよ】
【えー……】
【チケット用意してやるから】
【いらない】
【どうせ暇なんだろ】
【亜依がくれたから】
【来んのかよ!】
「……シッポ振ってそう」
――――ナイショの恋を、している。
End.*