キミだけは推さない、!( º言º)



「おかえりなさいませ」


玄関の扉をあけると、お手伝いさんが出迎えてくれた。


ただいま……で、いいのかな?


「先にお風呂にしますか」

「へ?」

「夕食の準備は整ってます」


至れり尽くせりだな。

これまでは家のことはもちろん、パパのシャツにアイロンがけだってしてきたのに。


……ナマケモノになっちゃいそう。


「お腹いっぱいになった?」

「どんどん食べていいんだよ」


食卓には、明らかに高そうなお肉が。

亜依と買い食いするんじゃなかった。


もう、食べられない……


「デザートにはタルトがあるの」


嬉しいよ。ありがたいけどさ。


毎日これが続くとしたら太る気しかしないな?

< 9 / 248 >

この作品をシェア

pagetop