キミだけは推さない、!( º言º)
「おかえりなさいませ」
玄関の扉をあけると、お手伝いさんが出迎えてくれた。
ただいま……で、いいのかな?
「先にお風呂にしますか」
「へ?」
「夕食の準備は整ってます」
至れり尽くせりだな。
これまでは家のことはもちろん、パパのシャツにアイロンがけだってしてきたのに。
……ナマケモノになっちゃいそう。
「お腹いっぱいになった?」
「どんどん食べていいんだよ」
食卓には、明らかに高そうなお肉が。
亜依と買い食いするんじゃなかった。
もう、食べられない……
「デザートにはタルトがあるの」
嬉しいよ。ありがたいけどさ。
毎日これが続くとしたら太る気しかしないな?