未来絵日記
ーーーーーーーーーーーーーー
眩い光が私を包んだ。

そこは変わらない教室で、だけどーー少し違うと気づいた。




「なあなあ楠木、何回言ったら付き合ってくれる?」


あ、タケシ。

少し幼いタケシ。
13、14ぐらい?


タケシと栞は中学から知り合い?
むしろ、栞はタケシに好かれている。

私はそこにいるのに、まるで異空間だった。



居るのにーーーー誰からも見えない。




幽霊になったら、
こんな感じなのかな?、と。


タケシが栞に迫っていた時ーーーー。



遠く離れた場所に、当時のアミと、ルミが居た。


当時のアミのが、なんだか落ち着いて、ルミの方が敵意むき出しに見える。



ルミがあんな、顔するの初めて見た。




ルミはいつだって、優しい方ではあったのに。


私の気の所為だった?


< 26 / 52 >

この作品をシェア

pagetop